投稿日:2006-03-09 Thu

「メゾン・ド・ヒミコ」っていう映画を見ました。
この映画は、男性の同性愛者(ゲイ)のみの老人ホームで起こる出来事を主に描いたものです。で、このストーリーで、主演が柴咲コウ、オダギリジョーです。
柴咲演じる「沙織」の父である「卑弥呼」は、銀座のゲイバーで伝説となったクラブママ。しかし、彼は妻と離婚し、妻が子どもを育てて、ついには死んでしまう。で、彼が建てた老人ホームが「メゾン・ド・ヒミコ」で、そこに諸事情で卑弥呼の付き人(?)である春彦(オダギリジョー)の紹介で沙織が働きにくる。そのころには卑弥呼は死を直前に迎えていた。
個性を伸ばそう、であったりあるいは「世界に一つだけの花」であったり、世界には様々な人がいるよね、ってことをとりあえず肯定しよう、というのがここ10年くらいの流れだったんだと思う。でも、その個性を尊重し続けられる環境で死ぬことが出来る環境って実はまだ全然追いついていないんだろう。この映画でも、途中に脳出血で倒れてしまうゲイが登場して、彼は家族にゲイであることを伝えずに引き取ってもらうことになっていた。最後まで個性を抱き続けながら死を迎えるってことは一つの大きな課題なのかもしれない。
とまあテーマがテーマなだけに中々重くなってしまいましたが、案外軽く見れます。あと、映画音楽はYMOの細野さんが作ってて、ゆるやかなエレクトロミュージックが心地いいです。途中のディスコのシーンとかは中々見ごたえがありました。一度行ってみたい。。。
投稿日:2006-02-07 Tue

ブラジルのリオデジャネイロのスラム街を描いた映画「シティ・オブ・ゴッド」を見ました。
僕は「どうしようもないヤツらの、どうしようもない日常」を描いた映画が好きです。もう世間とかに絶望してて、「やってらんねー」って空気がプンプンしてるもの。例えば、「トレインスポッティング」もそうだし、セックスピストルズのドキュメンタリー映画もそうです。
今回の話もまあその範疇に入りますね。だから比較的好きでした。
ブラジルのリオデジャネイロには二つの顔があります。一つは観光都市としての顔。海岸沿いに高級ホテルが立ち並んでいます。もう一つはそこから数百メートルいったところにある「ファヴェーラ」と呼ばれるスラム街の顔。この映画はそこのギャングの抗争の話です。
もうこの街には常識とかモラルってものが完全に破綻してるわけですよ。子どもが銃持って襲撃したり。そこでギャングが力を持てば派閥が出来て結果的に地域が一時的に安定するわけですが、こんどはその中での勢力争いが起きて、、、という繰り返し。
たぶんね、殺すことが当たり前になっちゃったら全然歯止めなんてきかないんだろうなあ。「あいつむかつくから殺しちゃおうぜ」ってホントに殺しちゃうんだから。集団心理の怖さが的確に表現された映画だと思います。
テーマ:今日のレンタルDVD/ビデオ - ジャンル:映画
投稿日:2006-01-10 Tue

『ジャマイカ 楽園の真実』という映画を見ました。
あらすじとしては、主にグローバリゼーションの中で、IMF(国際通貨基金)を初めとした融資、及び企業の誘致が結果的に米欧の支配を強める結果になっている、という話でした。全編ドキュメンタリータッチです。
流れる映像とかも結構ハード(グロいって意味じゃなく、リアリティがあるって意味で)で、そのBGMとしてレゲエが流れてました。
もともとレゲエて政治的な抗議の音楽だったって話を聞いたことがあったけど、ちょっと納得。この映画で知ったけど、ジャマイカってもともと英国領で、アフリカから奴隷を連れて来てたんですね。んで、戦後に独立を果たしたけど、まだ本当の意味で自立できていない、と。そのなかで流れてるレゲエは確かに説得力あります。
そういえばボブ・マーリーも確かジャマイカ出身でしたね。どっかの広告で、彼をバックにして
「始めに国境を越えたのは、音楽でした」
というものがあったけど、その音楽の根底にある思想も、国境を超えられるのかしら、と思いました。レゲエ、聞いてみよっかなあ〜
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